今回はトラリピの設定方法3種類のそれぞれのメリットを解説します。
私もトラリピを毎月運用して利益が出ています。
▼トラリピの運用状況
トラリピの注文方法は、何があるの?
トラリピでは少ない証拠金で広いレンジ幅に仕掛けることができる、ハーフ&ハーフという設定があります。
私はFX自動売買では、ハーフ&ハーフで運用すべきだと思っています。
この記事を読んでトラリピの設定のやり方と、私が実際に運用しているハーフ&ハーフの設定を学んでください。
先に他のFX自動売買と比較したい人は、「おすすめのFX自動売買」からチェックしてみてください。
本記事の内容
- FXの注文方法は、片方向・両建て・ハーフ&ハーフ
- 片方向・両建て・ハーフ&ハーフのメリット・デメリット
- トラリピの注文方法
トラリピを詳しく知る
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トラリピの設定方法は?片方向/両建て/ハーフ&ハーフの3種類
▼トラリピの設定方法
- 片方向注文:スワップポイント狙いのまったり運用
- 両建て注文:相場が動かない時でもバンバン利益を狙うリスク高め運用
- ハーフ&ハーフ:広いレンジ幅が狙えるオーソドックスな運用
トラリピに限らずリピート系FXの基本的な設定は、上記3種類に分かれます。
中にはアレンジした注文を仕掛けている人もいますが、基礎を見ればこの3種類のうちのどれかに当てはまります。
それぞれメリット・デメリットがありますが、安定して運用をしたいなら、片方向注文かハーフ&ハーフになりますね。
証拠金の金額も抑えて運用できるので、少額からでも始めやすいですよ。
FXは短期的に利益は狙わずに、ゆったりまったり運用した方が安定した運用ができます。
ココがポイント
- 安定した運用なら、片方向注文かハーフ&ハーフ
- 利益を狙うと、それだけロスカットの危険もある
スワップポイントとは?買いポジションを保有していると毎日金利差が貰える
スワップポイントとは、俗言うFXのインカムゲインと言われています。
スワップポイントとは簡単に言うと、通貨間の金利差の差分を補助してもらえるものだと考えればわかりやすいですね。
日本円は世界的に見ても低金利の通貨なので、日本円→他の通貨に変えた時の金利差が大きくなります。
特に、メキシコペソ・南アフリカランド・トルコリラは高金利なので、FXで扱うとスワップポイントが大きな金額になりますよ。
通常FXではスワップポイントは毎日受け取れますが、トラリピの場合は決済時にまとめて貰えます。
長期保有すると買いポジションはいつの間にかスワップポイントが貯まって、プラスになっていますよ。
逆に売りポジションだとマイナススワップがかかって、含み損とマイナススワップが増えていくものです。
ココがポイント
- スワップポイントとは、FXのインカムゲイン
- 売りポジションだとマイナススワップがかかる
両建て注文は必要な証拠金額も大きくなる
ここでは同じレンジ幅内に、買い・売りの両方を仕掛けることを両建てといいます。
両建て注文では買い・売り両方が同時に動き、それだけ注文数も大きくなります。
確かに短期的に利益は出しやすいですが、ポジションを持つ度に証拠金は多く必要です。
またロスカットしてしまうラインも狭い範囲になってしまいますので、暴落しても耐えるためにはそれだけ証拠金が必要です。
つまり多額の資金がある人しか、運用はできないスタイルなんですね。
もちろんリスクを理解して多くの証拠金を用意できるなら、話しは別ですが。
初心者は、同じレンジ幅内に両方の注文を入れない!と覚えておいてください。
ココがポイント
- 同じレンジ幅内に、買い・売り両方をを入れると、多額の証拠金が必要になる
- 利益を狙いすぎると、リスクも高い
ハーフ&ハーフは証拠金額も抑えられて広いレンジ幅に仕掛けられる
- 買い 100〜105円:必要証拠金額209,100円
- 売り 105〜110円:必要証拠金額219,300円 ※証拠金は多い方だけでOK
トラリピの証拠金計算方式では、ハーフ&ハーフで上下に注文を入れておくと、証拠金はどちらか多い方だけでいいというメリットがあります。
普通なら合計した428,400円の証拠金が必要ですが、ハーフ&ハーフで上下に仕掛けておくと、こんなメリットもあります。
だからこそ、ハーフ&ハーフは初心者が証拠金を抑えて運用するには最適なんですね。
FXでは何が起きても不思議ではありません。
相場は予想できないものですから、広いレンジ幅に仕掛けておくと、どんな状況でも利益が出せるようにしておくべきです。
ハーフ&ハーフのレンジ幅を広く取れるメリットを活かして、暴落も想定しておけばチャンスに変わります。
ココがポイント
- ハーフ&ハーフは、どちらか多い方の証拠金だけで済む
- 暴落も想定しておけばチャンスに変わる
トラリピの設定方法①:片方向注文のメリット・デメリット
▼片方向設定のメリット
- プラスのスワップポイント狙いのまったり運用
- ポジションを長期保有してもストレスがない
- ロスカットラインが片方向だけで済む
片方向に注文を入れる場合は、必ずプラスのスワップポイントが貰える方向に設定します。
クロス円の場合は買いがほとんどですが、ドルストレートの通貨ペアの場合は売りだったりするので、必ずスワップを確認してから設定してください。
スワップポイントを狙って運用するなら、トルコリラ円/南アフリカランド/メキシコペソ円の高金利通貨を運用するといいですよ。
複数のポジションを持っても運用しやすいので、比較的安定してスワップポイントが狙えます。
長期保有してもストレスなくて、まったり運用ですね。
私も、片方向設定でメキシコペソ円を運用しています。
メキシコペソ円の設定については、他記事で詳しくまとめていますので参考にしてください。
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片方向注文のデメリット
- 決済数が少なくなるので利益は少なめ
- 一方的に下がる相場では、含み損が膨らむ
- トラリピの場合、スワップはポジションを決済するまで受け取れない
もちろん片方向注文にも、デメリットがあります。
例えば一方的下がる相場になってしまうと、まったく利益は生まれずに含み損だけが膨らんでいきます。
もちろんこれは両建て等でレンジを抜けてしまっても同じことが言えますが、一応デメリットです。
トラリピは決済をメインに考えられたトレードですので、スワップの受け取りは決済時です。
つまりマイナスで持っている時には、全く利益が出ていないことになります。
決済して始めて利益が生まれますので、含み損の買いポジションはずっと暖めておく必要があります。
ココがポイント
- スワップポイント狙いは、上がるのを気長に待つスタイル
- トラリピの場合は、決済して始めてスワップポイントが貰える
通貨ペアによってプラススワップの方向で運用する
FXでは通貨ペアによって、スワップポイントがプラス方向が決まっています。
クロス円(円を含む通貨ペア)なら買いで、それ以外の通貨ペアは売りでプラススワップのことが多いです。
ユーロ円などの例外もありますが、基本的には上記で覚えておいてください。
FX自動売買では長期的にポジションを持ってしまいますから、プラススワップの方向の方が無理なく運用ができます。
基本的には片方向の注文で、プラススワップをもらいながら運用した方が2重に美味しいですよ。
ココがポイント
- FX自動売買は長期でポジションを持つ可能性が高い
- プラススワップの方向で、まったりと運用する
トラリピの設定方法②:両建て注文のメリット・デメリット
▼両建て注文のメリット
- レンジ幅内で動けば動くほど利益が上がる
- 動きが少ない相場でも注文が決済できる
両建て注文を入れるには、まずはレンジ幅を決める必要があります。
なるべくレンジ幅を広めに細かく注文を入れた方が利益は伸びますが、細かすぎるとそれだけ証拠金額も必要です。
このレンジ幅と注文本数は、悩みどころですね。
例えばドル円で100〜110年の幅で注文を入れた場合、トラップ本数によりますが証拠金は約20万円必要です。
ロスカットラインをさらに下に取りたい場合は、多めに証拠金が必要になるがデメリット。
ココがポイント
ロスカットラインに気をつけて運用するなら、証拠金は多めに必要
両建て注文のデメリット
- レンジ幅が狭くなる
- 必要な証拠金が高額
- 両建てできる範囲が狭くなる
両建て注文のデメリットは、レンジ幅が設定の命といっても過言ではないこと。
レンジ幅を広く取るほどいいですが、その分だけ必要な証拠金は高額です。
この調整がかなり難しい。
両建てで注文を入れると理論上は、買い・売りが同時に動くので、もちろんマイナススワップもかさむ可能性もあります。
さらに大きくレンジ幅を抜けると、ロスカットの危険も高まります。
ココがポイント
- レンジ幅を大きく抜けると、ロスカットの危険がある
- 初心者には調整が難しい
【おすすめ】トラリピの設定方法③:ハーフ&ハーフのメリット・デメリット
▼ハーフ&ハーフのメリット
- レンジ幅が広く取れる
- 動きが大きい相場で利益が大きくなる
- 暴落しても利益を上げられる
トラリピのハーフ&ハーフとは、カンタンに言うとレンジ幅を下半分を買い・上半分を売りに設定することです。
理論上は1番レンジ幅を広く取れるので、何が起こっても不思議ではないFXにはちょうどいいですよ。
例えばドル円なら過去最低が75円ですが、ハーフ&ハーフなら設定だけしておくこともできます。
設定だけしてもトラップ注文が入らない限りは、証拠金維持率に影響しないので、広く取っておけばOKです。
暴落が起こっても、1番証拠金が少なく済む設定です。
ハーフ&ハーフのデメリット
- 動かない相場では利益が少ない
- 注文数が少なくて退屈になりがち
- マイナススワップがかさむこともある
広く構えて利益を狙うハーフ&ハーフですが、レンジ相場で動かない限りは、結構退屈です。
またポジションを長期保有してしまう可能性が高いので、マイナスのスワップポイントもかさみます。
かなり注文数を多く取っておき、決済できるレンジに来たら、一気に決済される運用です。
長期的に見て運用していくスタイルですので、結構退屈な時も多いですね。
しかし利益を狙いすぎるとリスクも高くなりますので、ハーフ&ハーフの設定がちょうどいいですよ。
ココがポイント
- 動かない相場だと退屈
- マイナススワップがかさむこともある
プロが作った自動売買でもハーフ&ハーフ運用
トラリピを運用する上で欠かせないのが、プロが作った自動売買戦略である「トラリピ戦略リスト」
僕の設定も基本的にはトラリピ戦略リストを参考にしていますし、レンジ幅の設定などは特に参考にすべきだと思います。
初心者はそのままで運用、上級者はここからさらにアレンジしてください。
ハーフ&ハーフ戦略は、片方向注文では証拠金が高すぎてカバーできない範囲を、証拠金を抑えながらカバーする戦略。
長期的に見た運用で威力を発揮する戦略です。
プロも選んでいるなら、僕が言うより信ぴょう性は高いですよね。
初心者の人はハーフ&ハーフ戦略で運用してくださいね。
ココがポイント
- プロもハーフ&ハーフ戦略を推奨している
- 僕のおすすめもハーフ&ハーフ
少額から運用できるトラリピ設定は?30万円からの設定を公開
通貨ペア | レンジ幅 | 売買 | 取引単位 | 注文数(値幅) | 利益幅 |
メキシコペソ円 | 5.500 - 5.70円 | 買 | 1Lot | 14本(0.015) | 300円(トレール有) |
5.200 - 5.500円 | 買 | 1Lot | 31本(0.010) | 300円(トレール有) | |
豪ドル/NZドル | 1.00-1.02 | 買 | 0.3Lot | 21本(0.0015) | 4.5NZドル |
1.02-1.05 | 買 | 0.4Lot | 20本(0.0015) | 6.0NZドル | |
1.04-1.07 | 売 | 0.4Lot | 20本(0.0015) | 6.0NZドル | |
1.07-1.10 | 売 | 0.3Lot | 21本(0.0015) | 4.5NZドル | |
1.01 - 1.09 | 売 | 0.2Lot | 54本(0.0015) | 3.0NZドル | |
ユーロ/英ポンド | 0.79-0.82 | 買 | 0.1Lot | 16本(0.002) | 2.0英ポンド |
0.82-0.85 | 買 | 0.2Lot | 31本(0.001) | 2.0英ポンド | |
0.85-0.88 | 売 | 0.2Lot | 31本(0.001) | 2.0英ポンド | |
0.88-0.91 | 売 | 0.1Lot | 16本(0.002) | 2.0英ポンド | |
カナダドル円 | 86.000 - 90.000 | 買 | 0.2Lot | 41本(0.1) | 400円 |
90.000 - 94.000 | 買 | 0.2Lot | 21本(0.2) | 400円 | |
NZドル/米ドル | 0.6800 - 0.7400 | 売 | 0.2Lot | 41本(0.0015) | 3.0米ドル |
0.6400 - 0.7000 | 買 | 0.2Lot | 41本(0.0015) | 3.0米ドル |
トラリピで現在運用している設定は、上記5つの通貨ペアで250万円で運用しています。
総額は重たくても1つ1つの通貨ペアで言えば、30万円程度の少額から運用も可能です。
証拠金に合わせて、ここからさらに設定を調整してもOK。
ハーフ&ハーフは必要な証拠金を抑えられて、広いレンジ幅をカバーできるので、おすすめですよ。
1日1リピートを目指した運用で退屈に感じるかもしれませんが、FXはリスクをいかに抑えるかが重要なんです。
普段は退屈くらいで、大きく動いたタイミングで利益を狙えるくらいがちょうどいいんです。
まとめ:トラリピの設定方法は?片方向/両建て/ハーフ&ハーフ3種類のそれぞれのメリットを解説
トラリピの設定方法はいかがだったでしょうか。
まとめ | |
トラリピの注文の種類 | 片方向注文・両建て注文 ハーフ&ハーフ |
片方向注文で選ぶなら? | メキシコペソ円でスワップポイント狙いのまったり運用 |
初心者が選ぶべきなのは? | ハーフ&ハーフでレンジ幅広め運用 |
トラリピに限らずリピート系FXの設定方法は、3種類に分かれます。
それぞれメリット・デメリットもありますので、よく理解しておきましょう。
基礎をよく理解して、自分流にアレンジしたトラップを仕掛けてみてください。
システムトレードならあなたが寝ている間も仕事している間も、自動でFXトレードを行ってくれるので忙しい人にピッタリですよ。
ほったらかしで資産運用をしたい方は、とっても簡単ですのでぜひとも始めてみてください。
【トラリピ】まとめ記事
トラリピについては、理解できましたか?
トラリピは注文しておけば、ほったらかしでFXトレードができて、忙しい人や難しいチャート分析ができない人にピッタリです。
トラリピについてのまとめ記事です。トラリピについて、全体を理解しておきましょう。まとめ記事は、「この記事を読む」をタップしてください。