こんにちは! ショウシ(@shouhi_zaiteku)です。
資産運用ブロガーとして、資産運用やお得情報をわかりやすく解説しています。
今回は投資信託の目論見書の最低限確認すべきポイントと見方を解説します。
私も楽天証券で楽天ポイントを貯めながら運用しています。
▼楽天証券のつみたてNISA運用
投資信託はプロが運用してくれる、初心者にとっては最強の資産運用ツールです。
積み立てを始める前に、交付目論見書は必ず読んでおきましょう。
投資信託の選び方を知って、賢く銘柄を選ぶ必要があります。
目論見書のチェックポイントを抑えて、どこに投資するか?手数料はどれくらいか?必ずチェックしてください。
これからつみたてNISA口座を開設する人・他社でつみたてNISAもしくはNISA口座を開設している人は 、 楽天証券 でつみたてNISA口座を開設してみてください。
先におすすめの資産運用について知りたい人は、「おすすめの資産運用」から読んでみてください。
本記事の内容
- 交付目論見書を見る時のチェックポイント
- ファンドの指標・手数料・純資産額
- 投資におけるリスクも理解しておこう
投資信託を詳しく知る
\投資信託を基礎から知る/
投資信託で確認できる指標・書類は?最低限、目論見書は必ず確認すること
書類の種類 | 概要 |
交付目論見書 ※最低限確認する |
購入しようとしている投資信託ついて投資判断に必要な重要事項を説明をした書類 |
請求目論見書 | 交付目論見書をさらに詳細に示した書類 |
運用報告書 | 購入後の投資信託がどのように運用され、その結果どうなったかなどは、決算期ごとに作成・送付される書類 |
投資信託では、大きく分けて上記3種類の書類を交付することが義務付けられています。
運用報告書は決算毎に作成されますので、年に1回決算があるファンドならまだ作成されていないか、結構前の期日の可能性もあります。
その場合は、最近1ヶ月の月報の方を確認するといいですよ。
上記3種類のうち、最低限確認すべき書類は交付目論見書です。
請求目論見書の方が詳しく書いてある場合もありますが、投資判断をするなら交付目論見書で十分です。
交付目論見書は、インデックスファンドなのかアクティブファンドなのか、連動する指標はなにか、投資信託に関する重要な内容が書いてあります。
投資家は、この交付目論見書を見て投資判断を下します。
交付目論見書は非常に重要ですので、最低限チェックするポイントだけ確認しておきましょう。
ココがポイント
- 投資信託は、交付目論見書・請求目論見書・運用報告書の3種類の交付が義務付けられている
- 交付目論見書は最低限確認する必要がある
投資信託の交付目論見書の構成は?見方/チェックポイントは?
▼交付目論見書の構成・チェックポイント
1:ファンドの目的・特色
-
- インデックスファンド/アクティブファンド
- 投資先の資産・ポートフォリオ
- ファンド構成・為替ヘッジ
2:投資リスク
-
- 基準価額の変動要因
3:運用実績
-
- 投資先の組入銘柄
4:手続・手数料等
-
- 購入手数料・信託報酬・信託財産留保額
- 税金
投資信託の交付目論見書の構成は、大きく分けて上記4部構成になっています。
各項目毎に重要なポイントはありますが、まずはインデックスファンドかどうか、手数料がいくらか、だけで判断してもOKです。
投資信託は星の数ほどありますからね、多くの交付目論見書を見るなら時短を兼ねてもOKです。
初心者は、まずはインデックスファンドを選ぶべきです。
アクティブファンドは歴史的に見てインデックスファンドに勝ったことはありませんし、手数料も割高です。
低コストのインデックスファンドなら、シリーズで決まっていることが多いです。
人気を集めているeMAXIS Slim シリーズなら、常に時代の最安ファンドですよ。
それでは、交付目論見書のチェックポイントを詳しく見ていきましょう。
ココがポイント
- 投資信託の交付目論見書の構成
- 初心者はインデックスファンドから選ぶ
投資信託では株式に投資すべき
まず投資信託のメリットとして、情報の少ない海外の株にも投資できるというメリットがあります。
このメリットを活かして資産を増やしていくなら、投資先は株式に絞って運用すべきです。
長期運用でも、債券では大きなリターンは狙えないんですね。
もちろん株式はリスクも高いですが、その分だけリターンも高いですよ。
だからこそここでは株式へ投資する前提で、目論見書の見方を解説します。
ココがポイント
- 債券に投資する目的は、資産を減らさないこと
- わざわざ債券に投資する意味はない
交付目論見書のチェックポイント①:ファンドの目的・特色
まずは最初の方に目を引く、ファンドの目的・特色です。
ここでは、私もつみたてNISAで積み立てしているeMAXIS Slim オールカントリーを例に解説します。
ここではインデックスファンドであるか、連動する指標は何かなどが示されていて、ここを見ればだいたいわかりますよ。
ベテランならここを見れば、大方どんな投資信託であるか判断が付きます。
詳しくチェックポイントを見ていきましょう。
ココがポイント
- eMAXIS Slim オールカントリーの目論見書を参考にする
- 1ページ目でインデックスファンドか、投資先はどこか?がだいたいわかる
インデックスファンド/アクティブファンド
まずはこの投資信託が指標に連動するインデックス型か、指標を上回るベンチマークを目指すアクティブ型であるか。
投資信託のほとんどがアクティブ型であると言われていて、インデックス型の方が手数料が割安の傾向があります。
だからこそ初心者はインデックスファンドがいいと言われているんですね。
インデックスファンドである場合は、必ず連動する指標が記載されています。
この指標によってもどこに投資するか、だいたいわかりますよ。
ココがポイント
- 初心者はインデックスファンドを選ぶべき
- インデックスファンドは手数料が安い
投資先の資産・ポートフォリオ
次に投資信託がどこに投資しているか?についてです。
投資信託に組み入れた資産を、どこに投資するかを明確にしています。
ファンドによってはポートフォリオも公開してくれていますので、参考にしてください。
今回でいうと、MSCI オール・カント リー・ワールド・インデックスに連動していることになりますね。
全世界株式はだいたいこの指標に連動していて、先進国8割・日本国1割・新興国1割の比率で投資してくれています。
ココがポイント
- 投資家から集めた資産が、どこに投資されているかチェックする
- 米国株に投資している銘柄を選ぶ
為替ヘッジ・決算頻度
為替ヘッジとは、為替の変動によるリスクを受けるかです。
例えば1ドル=100円で投資を始めたけど、途中で1ドル=80円になったら損失がありますよね。
この為替リスク受け入れるかが、為替ヘッジです。
低コストのファンドはほとんどが為替ヘッジなしですので、ここは大人しく為替ヘッジなしでOKです。
そして、決算頻度は年に1回のものを選んでください。
毎月分配型は年に12回になっていますが、実際には元本を取り崩しているので、選ばないようにしてください。
ココがポイント
- 為替ヘッジなしの低コストファンドを選ぶ
- 決算頻度は年に1回のものを選ぶ
交付目論見書のチェックポイント②:投資リスク
投資信託といえど、資産運用はリスクがあります。
投資信託の価格は、金融情勢の様々な要因を受けて刻一刻と変動しています。
ここでは何が投資信託の価格に影響するのかを、投資家に説明しています。
実際リスクはどの投資信託でも似たようなことが書いてありますが、念の為に目を通しておきましょう。
ココがポイント
- 資産運用はリスクがある
- リスク要因について理解しておく
基準価額の変動要因
- 価格変動リスク :投資した企業の株価が変動するリスク
- 為替変動リスク :円高・円安に関わるリスク(為替ヘッジありなら、このリスクは受けない)
- 信用リスク :投資した企業の信用に関わるリスク
- 流動性リスク :扱っている株式が期待通りに売買できないリスク
- カントリーリスク:投資先の国の情勢に関わるリスク
投資信託の基準価額は、様々な要因で変動します。
投資においては、値段が上がっても下がっても「リスク」だと思ってください。
100万円を預けて100万円で返ってこないこと自体が、投資におけるリスクなのです。
ぶっちゃけこれはどの投資信託の目論見書でも同じようなことが書いてありますが、自分が積み立てする投資信託なら、1度は目を通しておいてください。
ココがポイント
- 投資のリスクは「値動きの幅」を表す
- 上がっても下がっても、元本通り返ってこないことがリスク
交付目論見書のチェックポイント③:運用実績
概要 | |
基準価額 | 投資信託の一口あたりの値段 積み立てした平均取得価格を基準価額が上回れば利益になる |
純資産額 | 投資家から集めた資産の総額 増加傾向にあれば投資家からの期待値が高い |
これから投資を始める人にとっては1番気になる、運用実績についても交付目論見書には記載されてます。
基準価額は投資信託を運用しているお金を、1口当たりに換算した価格を表します。
基準価額はここ1年だけではなく、3年,5年と遡って見ることもできますよ。
また純資産額は、投資家からの期待値を表します。
純資産額が右肩下がりの投資信託の場合は、運用自体がストップして繰り上げ償還ということもありえます。
ココがポイント
- 基準価額が10,000を基準として、上にいること
- 純資産額が増加傾向であること
投資先の組入銘柄
投資信託が、実際にどこに投資しているのか?
投資信託では主要な組入銘柄を公開しています。
例えばeMAXIS Slim オールカントリーは、オールカントリーといえども6割近くは米国株へ投資しています。
米国企業は世界の中心であり、実際に米国株のチャートは開始以来ずっと上昇を続けているので、当然といえば当然。
主要な株式だと、アップル・マイクロソフト・アマゾンと有名な企業が揃っています。
投資信託はこれらの外国の大企業に、間接的に株主になって投資ができるのです。
自身で情報が少ない外国株への投資は難しいので、投資信託なら間接的に株主になれるメリットがあります。
ココがポイント
どこに投資しているかを理解しておこう
交付目論見書のチェックポイント④:手続・手数料等
そして次に気になる点が、投資信託におけるコストにあたる手数料です。
投資信託では購入時にかかるイニシャルコストである買付手数料と、毎月発生するランニングコストである信託報酬と、売却する時に発生する信託財産留保額です。
買付手数料・信託財産留保額は、低コストな投資信託ならほぼ無料です。
しかも楽天証券なら、すべての投資信託の買付手数料が無料化されていますので、アクティブファンドが欲しい人でも満足できるネット証券ですよ。
投資信託は、楽天証券で買えばお得に買えます。
特に大きいのは、毎月必ず発生する信託報酬ですね。
ここがなるべく安い銘柄を選べば、利益は上げやすいですよ。
ココがポイント
- 投資信託の手数料は、買付時・売却時に支払う手数料と、毎月支払う信託報酬の3種類
- 楽天証券ならすべての投資信託の買付手数料が無料
- 信託報酬はなるべく安いものを選ぶ
投資信託の隠れコスト
投資信託には先程説明した3種類の手数料以外に、隠れコストというものが存在します。
隠れコストといっても何も運営会社が余計に取ってるわけではなく、ファンドを運営するために必要な経費のことです。
隠れコストは1年運用されて決算するまではわからず、運用報告書に記載されます。
例えばeMAXIS Slim オールカントリーの信託報酬は0.1144%ですが、信託報酬はそれより少なく、結果的に0.119%とほとんど信託報酬と変わらない手数料で運用されています。
隠れコストがほとんどない良いファンドである、ということですよ。
ココがポイント
- 隠れコストは決算まではわからない
- 隠れコストは運用報告書を見ればわかる
税金
投資信託で利益が出たら、もちろん利益から税金を払う必要があります。
投資信託における利益は配当所得と譲渡所得であり、利益に対して20.315%の税率が課せられます。
払う必要があるのは利益に対してなのが、ポイントです。
最近話題を呼んでいる利益が非課税になるお得なつみたてNISAやイデコで購入した場合には、この20.315%の税金はかからないことになります。
私もつみたてNISAで運用していますが、低コストの投資信託が運用できて本当にお得ですよ。
ココがポイント
- 資産運用では、利益に税金が発生する
- 申告分離課税で20.315%
利益が非課税で投資信託を運用できるつみたてNISA
投資先 | つみたてNISA |
おすすめ度 | |
最低投資金額 | 0万円(毎月3万円程度) |
利回り | 4〜8%程度 |
特徴 | 話題のインデックス投資。投資信託に積立投資ができます。 |
関連記事 | 【ゼロからわかる】つみたてNISA(積立NISA)とは?特徴と評判・口コミ・メリット・デメリットを徹底解説 |
ここで投資信託を運用するにあたって、お得な制度があります。
NISAと呼ばれる制度のうち、つみたてNISAは投資信託に限られますが、資産運用で得られた利益が非課税になる制度なんですよ。
目的が低コストの投資信託なら、つみたてNISA口座で買うと非課税の恩恵を受けられます。
つみたてNISAはまだ資産運用を始めていない人が、始めて投資信託に積み立てする敷居を下げるための制度です。
はっきり言って超お得なので、始めるならつみたてNISAがいいですよ。
つみたてNISA口座は運用する金融機関を自由に選べて、おすすめの楽天証券なら口座開設時にチェックを入れるだけです。
特段難しい点はありませんので、誰でもつみたてNISA口座で運用できますよ。
さらに詳しく
- つみたてNISAは年間40万円・20年間非課税で投資信託を運用できる制度
- 楽天証券ならチェックを入れるだけで、つみたてNISA口座を開設できる
どの金融機関で投資信託を買えばいいの?低コストなネット証券で買うべき
ネット証券 | 投資信託の銘柄数 | 最小投資金額 | ポイント投資 |
楽天証券 | 2,638本 | 100円 | 楽天ポイント |
「楽天ポイント」を貯めたり使ったりできるネット証券 ポイント投資で有名で、今1番お得に運用できると話題 |
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SBI証券 | 2,651本 | 100円 | Tポイント |
証券口座と言えば、SBI証券と言っても過言ではないでしょう 低コスト・豊富なラインナップで、投資家には必須の口座 |
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マネックス証券 | 1,000本 | 100円 | マネックスポイント |
低コストな投資信託の取り扱いが多いネット証券 イデコではマネックス証券で運用が最強 |
投資信託についてわかった所で、じゃあどこで買えばいいの?という疑問が出てくるでしょう。
投資信託は星の数ほどありますが、ほとんどが手数料が高い銘柄ばかり。
特に銀行窓口で買う投資信託は、どれも高すぎて利益が出ないのでやめましょう。
答えは、ネット証券で口座開設して、eMAXIS Slim シリーズを買ってください。
eMAXIS Slimシリーズは量販店のように、「他に安い銘柄あったら下げますよ」と言っています。
つまりいつの時代でもeMAXIS Slim なら最安の銘柄で、ネット証券なら買付手数料も無料です。
投資信託で利益を出すなら、ネット証券・eMAXIS Slimが最強の組み合わせですので、必ずこの組み合わせで始めてください。
ココがおすすめ
- 銀行窓口で買う投資信託は、手数料が高すぎてほとんどの人がマイナスになる
- ネット証券なら、すべての投資信託の買付手数料は無料
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おすすめ度:
公式ページ: https://www.rakuten-sec.co.jp/
証券口座 | 楽天証券 |
投資対象の金融商品 | 株・投資信託 |
ポイント | 楽天ポイント |
最低投資金額 | 100円〜 |
手数料 | 投資信託の買付手数料は無料 |
まずはポイント投資の代名詞である、楽天ポイント投資ができる楽天証券です。
楽天証券自体が、低コストで投資信託の銘柄数も最多水準なので、資産運用を始めるならほぼ必須。
まずはSBI証券・楽天証券のどちらかで選べば、今後の拡張性も高いネット証券です。
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ポイント投資の面でも優位なネット証券で、今では多くの人が楽天ポイントで投資信託を買っています。
ポイントを余らせている人・お買い物で使ってしまう人は、ポイントで投資信託を買って将来への積み立てをしてみませんか?
まとめ:投資信託の選び方・見方は?交付目論見書の見方/チェックポイントを解説
投資信託の目論見書の見方/チェックポイントはいかがだったでしょうか。
まとめ | |
投資信託で交付される書類 | 交付目論見書 / 請求目論見書 / 運用報告書 |
交付目論見書の構成 | ファンドの目的・特色 / 投資リスク / 運用実績 / 手続・手数料等 |
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だからこそ投資信託の選び方を知って、賢く銘柄を選ぶ必要があります。
目論見書のチェックポイントを抑えて、どこに投資するか?手数料はどれくらいか?必ずチェックしてください。
老後資産2,000万円を用意するために、今つみたてNISAは話題が話題を呼び、口座開設する方が急増しています。
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